- Title:
- House S
- Location:
- Sapporo,Hokkaido, Japan
- Completion:
- July 2024
- Project Architect:
- 吉本 考臣、原 辰徳
- Structual Architect:
- Build Contractor:
- 有限会社 石亀工務店
- Site Area:
- Footprint:
- Total Floor Area:
- 238.50㎡
- Stories:
- 3F
- Purpose:
- Interior Design
- Concept:
- 地方から札幌へ移住してくる家族のための住宅計画である。既存の二世帯住宅がもつ、すでに確立されたプライベートな距離感を、ひと家族が暮らすための距離感へとどのように転換するかが、本プロジェクトの課題であった。
私たちは「プライベート」という閉じた距離感を、「眺める」という少し引いた距離感へと変化させることを試みた。階段室によって分断されていた縦方向の空間を再構築するため、2階から3階への階段位置をずらし、エントランスから3層分の吹き抜けを設けている。
2階は、既存のペチカストーブと本棚を中心に据えた広場のような空間とし、重さのある落ち着いた居場所をつくり出した。3階は腰壁によって構成されたテラスのような空間とし、1階や2階を見下ろせる視線の抜けを意識している。互いの「気配を感じる」近さではなく、「少し離れた場所にいる」ことを意識できる、心地よい距離感が生まれたと考えている。
このように、気配を感じ合う距離感よりも一歩引いた「眺める」距離感を住空間の中に取り込み、さらにその視線は水平方向へと外部へ抜けていく構成としている。